先週の事、骨董市へ一緒に行った友人に勧められた映画「ストックホルムでワルツを」を観て来ました。
保育園へ孫を送った後、車を長男の駐車場に置かせてもらって新宿へ。
開演30分前に着いたのにすでに行列ができていて、80数席はほぼ満席でした。


スウェーデン郊外の田舎町で両親と5歳になる娘と暮らしながら、昼は電話交換手として働き、時折ジャズ・シンガーとしてステージに立つシングルマザー、モニカ・ゼタールンドが、ジャズピアニストの神様ビル・エヴァンスとの共演を実現するまでのサクセスストーリーです。


でもそこに至るまでには、人と人が織りなす美醜様々なドラマがあります。
映画はハッピーエンドでめでたしめでたしでしたが、実際にはモニカは晩年、酷い脊柱側彎症のため車椅子の生活を余儀なくされ、69才の時に自宅マンションにて発生した火災で悲劇的な死を遂げたのだそうです。
モニカの生きざまに想いを馳せるにつけ、人はいろんな矛盾を抱えながらも必死に生きて行く愛しい存在だと思いました。

スクリーンには1960年頃のファッション、インテリア、雑貨、町並み、車や電車・・・たたずまいもですが、色が素晴らしい!コクがある色合いが郷愁を誘いうっとりしました。
次々と繰り広げられる映像とジャズに包まれて素敵な時間でした。

新宿でのランチにはいつも困ります。
飲食店は沢山あるのに、入りたいと思う店がないのです。
今回は居酒屋のランチで焼きサバ定食500円。

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入り口で食券を買い、お盆を持って、ご飯とみそ汁を乗せると、おかずと生卵を店員さんが乗せてくれました。
なんだか勝手がわからなくて・・・
お勤め人らしき男や女が、皆一様に黙ってお盆を胸の高さに抱えてクルクルと細い通路を動いている様は、ネジじかけのからくり人形を見るようでシュールな空間でした。

新宿へ出たついでに写真展の梯子をして帰宅しました。

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