桜の季節に毎年、国立ハンセン病療養所「多摩全生園」(東京都東村山市)を訪ねます。
ここは映画「あん」の舞台になった場所です。樹木希林さんが元ハンセン病患者の入所者を演じています。
ハンセン病は、かつて不治の病と恐れられ、入所者の方々は過酷な差別と国の強制隔離政策による筆舌に尽くし難い苦痛を受けてきました。
今では多くの入所者が天に旅立たれ、行くたびに園内が変って行って淋しいです。せめてその姿を写真に留めておかなくてはと思って毎年撮っています。
入所者自治会は、ここをハンセン病記念公園「人権の森」として保全・保存し、後世に伝えようと、平成14(2002)年、「人権の森構想」を立ち上げました。
そしてそれを療養所の将来構想として国へ要請し、東村山市とともに構想の実現に向けた活動をしています。
今日も写真を沢山撮りました。
お散歩気分で見ていただけると嬉しいです。
写真は撮らなかったけど、広場はお花見の家族やグループで賑わっていました。
園内には神社や教会もあり、宗教地区には様々な宗教の施設があります。
ありがとうございます。